サンライズエクスプレス

東京から四国香川県の高松・島根県出雲までを結ぶ
「サンライズエクスプレス瀬戸・出雲」
日本で定期運行される唯一の寝台列車です。
内装はミサワホームが担当し、とても共住性の良い内装です。
1人用の「ソロ・シングル・シングルDX」
2人用の「シングルツイン・ツイン」
安く乗れる「ノビノビ座席」など、席の種類も豊富で、シャワーやミニラウンジなどの設備も整っています。
※車内販売はありません。
車内の様子



車両
高松・出雲市側から1号車、2号車と続き、東京側が14号車、7両編成を2つ繋げて運行されています。
上りと下りで連結する順番が違い、行きと帰りで同じ列車に乗っても号数が違います。
1・2・5・6・7号車(8・9・12・13・14号車)がシングル
※平屋部分はシングルツイン
※2・9号車の一室は車いす対応
3号車(10号車)はシングルよりもお得なソロ
シャワーとミニラウンジを備える
4号車(11号車)はシングルDXとサンライズツイン
5号車(12号車)はノビノビ座席
6号車(13号車)は喫煙車で個室内で喫煙が可能です。
3・10号車のシャワーは車内で販売されているシャワーカード(330円)を購入すると利用できます。
6分間お湯が出ますがストップボタンを押すことで時間も停止します。6分経つとお湯も水も出ませんが、ちゃんと止めれば3分で全身洗えます。
ミニラウンジはソロの部屋との仕切りが大きいものではないため、遅くまで会話を楽しむというよりは、朝ごはんを食べる場所などで使えると思います。
またシャワー室のすぐ隣なので湯上り処としても使えます。
座席種類
サンライズエクスプレスは
ソロ、シングル、シングルデラックスの1人用寝台個室
シングルツイン、サンライズツインの2人用寝台個室
指定席特急券のみで乗れるカーペットのノビノビ座席
と6種類の座席があります。
ソロ


初めにソロはこれまでの寝台列車でも定番であった寝台個室でサンライズエクスプレスのなかで一番安価な個室寝台です。
上段は個室内に階段があり、下段はその階段部分が室内にせり出している形になります。(コンセントあり)
個室内には浴衣、紙コップ、掛け布団、枕があります。
列車を動かすモーター車のため、若干のモーター音があります。
シングル

シングルは車両が2階建てなので室内に階段がせり出すことはありません。高さも日本人一般男性ならば立っても十分に頭に余裕があります。
ソロよりやや高くなりますが、ベッドも広くキャリーバックを置いても全く狭くありません。(コンセントあり)
またソロはモーター車ですが、シングルはモーター車ではないため騒音もありません。
シングルデラックス

シングルデラックスはサンライズエクスプレスのなかでも一番高価な個室であり、個室内に洗面や大型デスクなどがあります。ベッドの幅は850mmで、幅700mmのシングルに比べて大変広々しています。
他にも、タオルや石鹸などのアメニティが用意され、シャワーカードもついてきます。
シングルデラックスがある4号車(11号車)にはシングルデラックス利用者専用のシャワールームもありますので、ほかの車両まで歩くこともなく部屋でゆっくりくつろげるのが特徴です。(コンセントあり)
シングルツイン

シングルツインはシングルベッドの2段ベッドといった感じです。
平屋部分で台車の上なためやや揺れますが、2人で乗車したいときにはお勧めです。
また、大きな荷物を持っている場合でも、階段を上り下りしなくていいのでお勧めです。
また1人で利用することも可能です。
2人利用でもサンライズツインより安価です。
(コンセントあり)
サンライズツイン

シングルベッドが2つ並んだサンライズツインは、瀬戸・出雲にそれぞれ4部屋ずつという一番数が少ない部屋です。
シングルデラックスの下の階にあり、サンライズツインとシングルツインが開いていたらサンライズツインのほうが車両真ん中付近にあるためよいでしょう。
2人の場合はシングルの料金で乗車できます。
(コンセントあり)
ノビノビ座席

ノビノビ座席は簡易的な毛布と枕があるカーペット座席で、指定席特急券のみで利用が可能です。
頭の部分と通路側に仕切りがあり、通路の光や隣のスマホ操作の光などで起きることはないでしょう。
また、寝台料金もかからないので新幹線よりも安く移動できます。(コンセント無し)
座席番号で見える景色

海側だと、上り(東京行き)で熱海を出たあたりで日の出を見ることができます。
またサンライズ瀬戸の下り(高松行き)では、瀬戸大橋で日の出が見られます。
※季節によっては上りきらず朝焼けだったり結構のぼっちゃてたりします。
サンライズ出雲は山側の場合、山陰に入ると日本海側になりますので、朝の宍道湖を眺めることができます。
海側の座席番号はこちら
サンライズエクスプレスは3・5号車(10・12号車)を除き2階建てです。
車両間を移動する際は階段(7段程度)を上り下りする必要があります。
また出雲、瀬戸に車椅子専用のシングルツインが各1部屋あります。
みどりの窓口限定なのでご予約の際は最寄りのみどりの窓口へ
号車 | 下段 | 上段 |
---|---|---|
3号車(10号車) | 11、13、15、17、19 | 12、14、16、18、20 |
※上段は階段を登ります。
号車 | 1階席 | 2階席 | 平屋席 |
---|---|---|---|
1号車(8号車) | 3、5、7、9 | 22、24、26、28 | |
2、6号車(9、13号車) | 2、4、6、8、10 | 21、23、25、27、29 | 13 |
5号車(12号車) | ノビノビ座席上段 | ノビノビ座席下段 | 11 |
7号車(14号車) | 2、4、6、8、10 | 21、23、25、27、29 | 11 |
5号車(12号車)は平屋で階段はありません。またノビノビ座席は全て窓側席です。※山側は通路
1階席2階席は階段を使用します。
号車 | 1階サンライズツイン | 2階シングルDX |
---|---|---|
4号車(11号車) | 1、2、3、4 | 21、22、23、24、25、26 |
※サンライズツイン、シングルDXは全て海側の部屋です。どちらも階段を使用します。
号車 | 平屋席 |
---|---|
2、6号車(9、13号車) | 1、11 |
7号車(14号車) | 1 |
その他の座席が必然的に山側ですが、出雲の場合は宍道湖が見られ、瀬戸の場合は瀬戸大橋を渡る際に海を見ることができます!
乗車中の食糧・飲料について
サンライズエクスプレスには車内販売がありませんので、乗車前に翌朝の朝食まで購入しておくのがお勧めです!
以前は岡山駅で事前予約するとドアまで駅弁を届けてくれるサービスがありましたが、なくなってしまいました。出雲と瀬戸の切り離し作業中に売店まで走るのもなかなか難しいので、乗車するまでにそろえておきましょう!
また飲み物についても車内に自販機がありますが、割高なのである程度は購入しておいて足りない時に買うのがいいと思います♪
サンライズエクスプレスの予約方法・料金
サンライズエクスプレスは基本毎日1往復しており、金曜・土曜発のサンライズ瀬戸は金毘羅山で有名な琴平まで延長運転します。
繁忙期にはサンライズ出雲が増発され、出雲のみ1日2往復になることがあります。
予約方法
サンライズエクスプレスは全国のみどりの窓口で予約購入ができます。
また、JR西日本のインターネット予約サービスe5489で購入することができます。
座席指定もOK♪
海側の席がいいなどの希望があるときは窓口で購入することがおすすめです。
※不具合なのかわかりませんが、通常の検索からだと「のびのび座席」のみ○(空席あり)で、A寝台、B寝台が×(満席)と表示されていますが、上記リンクのサンライズ専用の予約ページだと空席があるので、通常予約からは予約しないようにしましょう!多分予約できるのが【のびのびシートのみ】
運賃・料金
サンライズエクスプレスは、特急券、乗車券の他に寝台料金が必要です。(ノビノビ座席は指定席料金が必要)
コンセント | 1人分の料金 | |
ノビノビ座席 | × | 530円 |
ソロ | ◯ | 6,600円 |
シングル | ◯ | 7,700円 |
シングルツイン | ◯ | 7,550円 |
サンライズツイン | ◯ | 7,700円 |
シングルDX | ◯ | 13,980円 |
シングルツインは9,600円で1人利用が可能
サンライズツインの1人利用は2人分の寝台券・特急券が必要
運賃 | 特急料金 | |
大阪 | 8,910円 | 2,960円 |
岡山 | 10,670円 | 3,300円 |
高松 | 11,540円 | 3,300円 |
琴平 | 11,200円 | 3,300円 |
米子 | 11,880円 | 3,300円 |
松江 | 12,210円 | 3,300円 |
出雲市 | 12,210円 | 3,300円 |
大阪は東京行きのみ停車
琴平駅始発はありません
上記の寝台料金(指定席料金)と運賃・特急料金を合わせた金額が必要です。