日本一車窓が美しい路線『只見線』
只見線は、福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅を結びます。
絶景の秘境路線であり、車窓からは沿線の只見川や破間川の渓谷美、四季折々の風景が楽しめます。
特に新緑や紅葉は沿線の風景に大変マッチしており、雑誌『旅と鉄道』の「好きなローカル線ランキング(東日本編)」で一位に選ばれた過去があります。
また、会津坂本から只見駅間において線路が只見川に沿って敷かれており、第八まである只見川橋梁を渡りますが、ほとんどのスポットがダム湖の上を通過するため風が弱い日は湖面が水鏡となり空と山々が映され、大変幻想的な風景が楽しめます。その中でも第一只見川橋梁は日本の有名な橋梁ベスト3に常にランクインするうえ、撮影スポットの徒歩圏内に道の駅があることから、紅葉の時期に大変賑わいます。
特に会津桧原駅と会津西方駅の間にある『第一只見川橋梁』は只見線を代表する絶景スポットで、夏の新緑や秋の紅葉、冬の雪景色など季節ごとに全く異なる景色が楽しめます!
沿線紹介
会津若松駅
会津観光の拠点ともいえる会津若松。
付近には鶴ヶ城や武家屋敷と白虎隊自刃の地として有名な飯盛山など、歴史の中でも武将・将軍寄りの観光地が多く点在します。
他には東山温泉、少し離れますが若松市内には芦ノ牧温泉と温泉地も豊富です。
駅前からは、まちなか観光バスの「ハイカラさん(内回り)」「あかべえ(外回り)」が走っており、とても観光しやすくなっています。
七日町駅
レトロ風の駅舎が特徴の七日町駅
駅前の七日町通りは、城下の西の玄関口として、問屋や旅籠、料理屋などが軒を連ねていました。今では老舗や酒蔵に並んで蔵をカフェにしたお店、古民家風のお土産屋などたくさんのお店が並んでいます。
大正ロマンあふれる趣ある雰囲気を残した人気の通りとなっています!
会津柳津駅
会津柳津駅は、柳津温泉の最寄り駅。
歩いて10分ほどで温泉街に到着です。
虚空蔵尊を中心に、柳津名物のあわ饅頭屋さんや温泉宿が並びます。
断崖絶壁の崖の上に立つ虚空蔵尊は、清水の舞台のようなところがありそこから温泉街を見渡すことができます。
温泉街から駅とは反対方向に10分ほど歩くと「道の駅柳津」や「立ち寄り湯」があり、日帰りでも楽しいスポットです。
早戸駅
ホームに降りて振り返れば目の前を只見川が流れる早戸駅
朝夕は寒暖差による川霧でとても幻想的です。
最寄りには過去に集落と集落を結んでいた渡し船が観光で利用できる霧幻峡(むげんきょう)の渡しや、早戸温泉「つるの湯」(徒歩約10分)、コテージを一棟貸しできる「一棟貸しヴィレッジ」(徒歩約10分)があります。
会津川口駅
只見線のいくつかある拠点駅の一つである会津川口駅。
玉梨温泉の最寄り駅で、路線バスが出ています。
そして駅構内にある観光案内所では自転車のレンタルもあり、近隣へ自転車で行くこともできます。
玉梨温泉やほかの日帰り温泉などに行ってみるのもいいかもしれません。
駅前には食堂「おふくろ」が店を構えており、名物カレーラーメンが味わえます。
下から「ごはん・中華麺・カレー・かつ」の順に入っています。
スープは透き通る醤油でカレーのスパイスと相まって麺と米が進みます。カレーは辛目でした。
会津大塩駅
会津大塩駅はとても簡素なつくりの無人駅
近くには天然の炭酸水が湧く井戸があります。
天然なので強炭酸とは言いませんがしっかりと炭酸を感じられるくらいにシュワシュワしています。
カルピスソーダにしたい炭酸水は、流れ出ているタイプと、本来の井戸のように下から湧いてたまっているものがあり、下からブクブクと泡が出ています。
また少し離れますが大塩温泉が近くにあり、観光客も利用できる共同浴場があります。
会津大塩駅から徒歩12分の所にある、大塩天然炭酸場では滾々と湧き出る湧水を実際に飲むことができます。
写真のように垂れ流しされているものと、桶でくみ取るタイプがあり、お好みで利用できます。
天然なので強炭酸ではありませんが、しっかりと炭酸を感じられるほどにシュワシュワしています。
炭酸が苦手な方も少しだけ口に含んでみてください!
只見駅
只見線の拠点駅の只見駅
会津鉄道の会津田島駅に向かう路線バスがあるため、都心から特急リバティで訪れることもできます。
駅前には民宿や商店街が並び、中でも三石屋のバタークリームが入ったそぼろパンは人気が高く、なめらかな舌触りで大変美味。
その横にある、食堂まほろばも会津名物のわっぱめしが楽しめます。
また、冬季は雪で行くことができませんが、縁結びのご利益がある三石神社も駅から徒歩10分ほどです。
只見に来たら是非!
また、只見より長岡方面の国道は冬季に通行止めになるほどの豪雪地帯です。時々只見線も運休になるので冬の時期は交通情報をよく見ましょう。
もっと只見線を知る
(外部サイト)